つつがなく

忘れないように

優劣な人

車の関係で何かと先輩のお世話になっている。その人は快活で優秀。いかにも「正しい人間」「正解の人生」といった感じ。ただの偏見でしかないけど。その人と話していると、他人への辛辣な評価が所々に現れる。「あの人は仕事ができない」「あいつは性格が悪い」。確かにそうなのかもしれない。だけど、たとえそう感じたとしても、それを他人に話してしまうことが自分には引っ掛かる。勤勉な才人には不能者の存在は、不愉快で理解し難いものなんだろうか。自分が容易に出来ていることは他人も当然出来るはずで、それに至っていない者は怠惰な落伍者に見えるのかもしれない。もしかしたら只々正直な人という可能性もあるけど。私は自分の言動思考全てに自信がないので、他人を評価なんて出来ないし、もし優劣を感じたとしてもそれを誰かに伝えることはない、と思う。

 

精神や発達に異常がない、ただ怠惰で無能な健常者。勝者、成功者、金持ちの言うことが正解で、それ以外は全て甘え、逃げ、言い訳。